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3/7 柳家喬太郎日本列島落語家計画 in 鎌倉 三題噺の会

去年、鎌倉に喬太郎さんを聴きにいった時にはいっていたフライヤーで知った落語会。
そういえば、と思って発売されてかなり後でチケットを取った会でした。
落語会に行った時には必ずフライヤーをチェックしているのは、こういうあんまり表にでてこない地元ならではの落語会があるからなんですよね。

大船も初めて降りた駅だったし、会場の鎌倉芸術館ももちろん初めて。すごく綺麗なホールで、舞台が凄かったですね。芸能いつでもやりますよ、というセットでした。

まずは柳家小んぶさんの初天神。前座でしたけど落ち着いてましたね。どっしりしてたし。と思ったら元漫才師だったとか。どうりで舞台慣れしてるはずだ。

続いてはお題決め。
弟弟子の喬之助さん進行で会場からお題を頂戴して、3つに絞る、という感じでなるほど大きな会場ならではの決め方だな、と。

お題としては「旅立ち・白子干し・ケムンパス・息子の結婚・着物・一人カラオケ・フラメンコ」が出ました。
そうそう、ケムンパスが出てきた時に喬太郎さんがソデから出てきてホワイトボードにケムンパスの絵をさらっと書いて去っていきました。書かずにはいられないとこも喬太郎さんならでは。なんともサービス精神ある人ですよ。

そんなこんなで決まったのが「白子干し」「一人カラオケ」「フラメンコ」。

さて、どうなるんだろうかと思ったら、次、喬太郎さん。
本人も噺作るのに集中したいのに、直後に1席させるってどうなの?とか言ってましたけど、かなりのハイテンションで面白い「転宅」。滑稽噺って喬太郎さん色々なのを盛り込んでくれるから楽しいんですよね。

続いては柳家喬之助さんの茶の湯。喬之助さんは始めてお聞きしたんですけど喬太郎さんの後は大変でしたね。でも、構成上仕方ない事なんでしょう。

そして仲入り。

三増紋之助さんはよかったですね。独楽って本当に難しいと思うんですよ。極めるだけでも凄いな、って思うんですけど、芸人って感じでキャラも立ってたし、トトロのぬいぐるみを独楽の上に乗せて回すのは会場もなんだか和やかになりました。独楽を切っ先まで移動させたり、棒の上に独楽を載せて傾けて風車にするとか、いとも簡単に見せる感じとかよかったなぁ。風車の独楽の角度が素晴らしすぎ。個人的に感動しました。

そして、お待ちかねの柳家喬太郎の三題噺。

出囃子はフラメンコ調でまずは軽いジャブ。

荒川の地場産業の企業に勤める主人公の元にスペインに2年間単身赴任をした婚約者が帰ってくるとの連絡を受ける。帰ってきたらようやく結婚できる。でも、自分は今だ小さい会社にいるのに、彼女はバリバリのキャリアウーマン。2年も離れていて正直言って心配しているし気後れもしている。スペインに行った彼女は色々なものを吸収したり経験して戻ってくるんだろう。そんな彼女を気持ちよく迎える為にどうしたらいいんだろう?会社の上司や同僚に話してみると、スペインといえば・・・から展開していく噺。

パエリャ(噺中はパエリア)の中に白子干しが入っていたり頓珍漢で愛すべき同僚達。かっぽれ道場がなぜかフラメンゴを始めたと聞いて習いにいった主人公。でも、なんか違うよな、と思い、練習しようとカラオケボックスへ。一人練習していると、森昌子、桜田順子やつちやかおり、桜木健一、藤田まことの歌などが次々聞こえてうるさいな、と思ったら部長が邪魔しに隣で歌ってた、とか出てくる人間が楽しくて仕方ない。そして喬太郎さんのそういう場面で次々でてくる唄と踊りが最高に面白い。

そして、いよいよ彼女が帰ってくる・・・。

正直、始めの設定を聞いてなんとなく先がこうなっていくのかなって思ってたんですけど、あのサゲは誰も予想できない(笑
参りました(苦笑

三題噺ってほんと難しいと思うし、あんな短時間に色々と詰め込んで構成していくって本当に凄いですよ。話してるうちに変化もしていくから整合性と設定も忘れちゃうだろうしね。(一人カラオケを「一人からオーケー」っていうの忘れてた、とか言ってたけど、それは是非はうまく噺にはいってたらよかったな)没になったお題もさらっと入れたり、地元のネタや鉄道ネタも入れたりとあいかわらず飄々と凄い事やる人だな、って感じでした。

とても満足な会でした。

あ、そうそう私の前斜めが広瀬和生さんだったんですけど(ちなみにその前列が知り合いさん達ご一行で若干受けた)噺中もノートに一生懸命がーっと書かれてました。あぁここまでするから、インタビューもできるし本もかけるんだろうな、って思いながらも、それって大変だな、と。

出口にはお題を決める際に使用したホワイトボードがあって、ケムンパスだけじゃなくて、モーレツあ太郎のキャラクターがたくさん書かれてありました(これがまた上手い)。噺作る時に考えながら書いていたのか、ただ書きたかったのかどうかは不明(笑。

そんな細かい所もクスっとさせてくれる柳家喬太郎。ヤバ過ぎます。
大満足の会でした。

「柳家喬太郎日本列島落語家計画 in 鎌倉」三題噺の会 鎌倉芸術館小ホール

柳家小んぶ 初天神

お題決め

柳家喬太郎 転宅
柳家喬之助 茶の湯

仲入り

三増紋之助 江戸曲独楽
柳家喬太郎 三題噺(お題「白子干し・一人カラオケ・フラメンコ」)
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